16人組ダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE」が6日、大阪城ホールで全国アリーナツアーのセミファイナル公演を行った。サプライズ出演したレゲエユニット「湘南乃風」とともに、コラボ曲「自由への大脱走」(7日配信、10月15日発売)を初披露した。

 世代を超えた2つのグループが、ステージ上で1つになった。THE RAMPAGEのリーダー・陣が「突き抜けて盛り上がると思う。今までで一番男くさいステージに仕上げる」と夢見た光景は、ライブ中盤に実現。巨大ボックスから湘南乃風の4人が登場し、HAN―KUNが「RAMPAGEと一緒に真夏の風吹かせるぞー!」とあおると、満員の9000人から大歓声が上がった。

 総勢20人でタオルを振り回しながらパフォーマンスした「自由への大脱走」は、ボーカルのRIKUが昨年に日本テレビ系「DayDay.」の音楽イベントで湘南乃風と共演したことを機に誕生。ミュージックビデオ撮影時に話が盛り上がり、今回グループとしての初共演が決まった。両親が湘南乃風の大ファンという武知海青は「今日見に来ている親に、いい意味で親孝行できる」と、地元で胸を張った。

 続けて披露した湘南乃風の代表曲「睡蓮花」では、客席全体が大合唱に。「カラオケで何千回と歌った曲」というボーカルの川村壱馬は「余韻に襲われてた」と充実しきりだった。

 全26曲のステージでは、結成12年目の底力を発揮。ツアー全体のテーマ曲「蜘蛛の糸」で重厚な大人のサウンドを届け、「100degrees」では川村が新たに加えられたラップパートで魅了した。

 RIKUは最後に「最高の夜をありがとう! 愛してるよー!」と絶叫。

7日に最終日を迎えるアリーナツアーと並行して、11月1日までホールツアーを駆け抜ける。(堀北 禎仁)

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