自民党の田村憲久元厚労相が7日、TBS系「サンデー・ジャポン」(日曜・午前9時54分)に生出演した。

 番組では自民党が8日に総裁選の前倒しを求める議員が書面に署名・押印し党本部に提出することを報じた。

午前10時から午後3時まで提出する議員は党本部で書面を出す。都道府県連の回答と合わせ、党総裁選挙管理委員会は同日に結果を公表する。過半数に達すれば臨時総選挙が実施される。

 番組では、臨時の総裁選への動きが加速する中で石破茂首相が「周囲にこんなことを話しているそうです」と伝え「民意と党内の意見にかい離があるなら解散総選挙も選択肢」と述べているとみられることを報じた。

 この報道に石破氏の元側近である田村氏は「そんなこと言ってないと思いますよ。理屈が通らないですから」と述べた。さらに2005年8月に当時の小泉純一郎首相が郵政民営化関連法案が参院で否決されたことを受け、解散総選挙したことを引き合いに「小泉さんの時もそうだったんですけど、党内で決めたことが反対された方を除名して解散したんです。これは理屈通っています」とし「今回は、党内の党則に則ったことをやって、それで違った意見が出たからと言って解散することはできないですね。仮にやったとすれば反党行為になりますから。逆に総裁自体が処罰される対象になってきます。そんなこと言う人じゃない」と述べた。

編集部おすすめ