関西ラグビーフットボール協会は8日、花園ラグビー場で「2025ムロオ関西大学ラグビーAリーグ」の記者会見を行った。

 会見では、リーグ概要説明の前に関西協会の神本健司大会副委員長から6月11日に天理大ラグビー部の部員2人が大麻所持などの麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことに言及。

「6月にリーグに所属する大学から薬物についての不祥事で世間を騒がせ、リーグ委員会としても誠に遺憾で、大変申し訳なく思っております」と謝罪。「リーグとしては再発防止の注意をチームに促していきたいと思います」と説明した。

 会見に出席した天理大のSO/FB上ノ坊駿介主将(4年)=石見智翠館=は、「不祥事を起こし、ラグビー協会様には多大なるご迷惑をおかけしました。チーム全体で品位や規律をしっかりチーム全体で見直して、再確認して、天理大のラグビーを作っていこうと話して、再スタートした。この大会に出場できる感謝の気持ちを持ってやりたい」と話した。

 不祥事で部長の解任、小松節夫監督の3か月の職務停止、7月末までの活動停止などの処分が下された天理大。8月1日から再開された全体練習は八ツ橋修身コーチが監督代行として指揮を執ってきた。リーグ2連覇を目指すシーズンとなるが、上ノ坊主将は「日本一とか関西一を目標にするんじゃなくて、1試合1試合を大事にしてやっていきたい」と謙虚な姿勢を見せた。

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