バレーボール男子 強化試合第4戦(7日、千葉・ららアリーナ東京ベイ)

 世界選手権(12日開幕、フィリピン)に向けた壮行試合で、世界ランク5位の日本は同2位で前回2022年世界選手権王者のイタリアと対戦した。

 第1セットは小野寺太志、宮浦健人、石川祐希、高橋藍、永露元稀、佐藤駿一郎が先発。

宮浦がライトから強烈なスパイクを決め、日本が先制した。その後は交互に点数を重ねる展開が続いた。小川智大のジャンプトスなどで会場を沸かせたが、5―5から4連続失点。タイムアウト直後に石川がレフトから一本を決めると、続けてサービスエースを奪った。

 8―12からは高さのある相手のブロックを小川が体を張ってレシーブ。そのボールに宮浦が反応し、最後は石川が相手コートにたたき込んだ。この1点で流れに乗ると、藍がスパイクを決め、宮浦が大きく右に曲がる「バナナサーブ」でエースを決め、会場は大熱狂。だが、再び相手の強烈なスパイク、高さのあるブロックに翻弄(ほんろう)された。14―19と引き離され、2度目のタイムアウトを要求。小野寺がブロックポイントを奪い16―19と差を詰めた。終盤には甲斐優斗、西山大翔を投入したが、21―25と第1セットを落とした。

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