◇体操 男子種目別メダリスト選手権(7日、東京・エスフォルタアリーナ八王子)

 東京五輪王者の橋本大輝(日本生命・セントラルスポーツ)は、得意の鉄棒で落下し、まさかの6位にとどまった。

 最初の床運動で14・300点で2位に入ったが、悪夢は2種目目の鉄棒だった。

冒頭の離れ業の時に遠すぎて棒をつかめずうつぶせのまま落下した。体勢を整え、再び演技に入りその後はミスなくこなしたものの、落下が響いて13・333点。得点を伸ばせなかった。

 6日の全日本シニア選手権では個人総合で2位。波に乗りきれないでいるが、橋本は「鉄棒は落下もあって悔しいところではあるんですが、鉄棒でもプライドを持ってやりたい、優勝したいという気持ちが出たからこそ狙い過ぎた。世界選手権までに安定した演技ができれば。最近、夏になって体の動きは速くなっているせいもあって。来月の出発前までには修正したいなと思います」と意に介していなかった。

 今後は国民スポーツ大会に出場し、世界選手権(10月、ジャカルタ)に挑んでいく。

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