バレーボール女子 世界選手権(6日、タイ・バンコク)

 4大会ぶりのメダル獲得を目指す世界ランク5位の日本の3位決定戦(7日午後5時半開始予定)の相手が、同2位のブラジルに決まった。この日の準決勝で、昨夏のパリ五輪金メダルで同1位のイタリアがブラジルをフルセットの死闘の末に退けて、決勝進出を決めた。

 2010年大会の銅以来の表彰台を目標に掲げる日本は、1次リーグを全3勝突破し、決勝トーナメント初戦でタイにストレート勝ち。準々決勝では、前回女王・セルビアを破って勝ち上がってきたオランダに対し、フルセットの死闘の末に勝利。6日の準決勝では、23年W杯女王・トルコに1―3で敗れてきた。準決勝でチーム最多22得点を挙げた和田由紀子(NEC川崎)は「(敗戦で)自信をなくすのではなく、気持ちを切り替えて、全員でメダルを目指して頑張っていきたい」と意気込んでいる。

 2008年北京、12年ロンドン五輪金で、昨夏のパリ五輪銅メダルのブラジルとは通算46勝97敗。24年のネーションズリーグ(NL)準決勝でフルセット勝ちしているが、今年6~7月のNLでは2連敗。「ガビ」の愛称で人気の相手エース、ガブリエラ・ギマラエスを擁する王国の壁を乗り越え、15年ぶりの表彰台入りを果たす。

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