プロボクシング・大橋ジムの大橋秀行会長(60)は7日、今月14日に名古屋・IGアリーナで行われる世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32)=大橋=らが出場するトリプル世界戦興行のチケットを不正転売した人物から謝罪を受けたことを発表した。

 大橋会長によると、チケット転売サイトを通じて不正転売を行った人物が7日、同ジムの代理人弁護士と面談。

転売の事実を認めて謝罪するとともに、今後は同様の行為をしないことなどを約束する書面を提出したという。大橋会長は「当ジムが法的手続を開始したことなどが報じられたことを受け、自ら申し出てきたものです」と説明した。

 さらにジム側は、今回の人物以外にも「複数のチケット転売サイトを通じて不正転売に該当し得る行為がなされていることを多数把握」しているという。大橋会長は「引き続き法的手続きを通じ責任追及をしていく予定です」と強調。不正転売行為を見逃さない姿勢を示した。

 井上は14日、名古屋市のIGアリーナでWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(30)=ウズベキスタン=と対戦する。

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