◆国際親善試合 メキシコ―日本(6日・米カリフォルニア州オークランド)
FIFAランク17位の日本は、同13位のメキシコと0―0で引き分けた。内容面では手応えも得たが、ネットを揺らすことはできなかった。
採点と寸評は以下の通り。
森保一監督【5・5】「メキシコ相手に主導権を握れました!」の、その先を目指さなければならない。勝ちきれず
GK鈴木彩艶【6・0】横っ跳びセーブ(誰もいないところに弾くところ込み)、落ち着いたクロス対応(弾いても許されるところでのキャッチ込み)で存在感
DF板倉滉【6・5】出足の鋭い守備で攻撃を下支えも、後半15分に負傷交代。足首付近を痛めたか
DF渡辺剛【6・5】最大の発見。安定した守備に加えてフィードでも能力示す。伊藤や高井、町田もうかうかしてられない
DF瀬古歩夢【6・0】リーグアン・レギュラーの貫禄を部分的に示す。スライド、マークの受け渡しで遜色なく
MF遠藤航【6・0】「その失い方は危険…」と思った矢先、ガツンと寄せるキャプテンがピンチの芽を摘み続ける
MF鎌田大地【6・0】いなくなってからわかる、その偉大さ。ゲームの流れを読む力が光る。アタッカー陣とDFラインをうまく繋げた
MF堂安律【6・0】ウィングバックとシャドーでプレー。相手が嫌がり、味方が喜ぶ球出しでリズム生む
MF三笘薫【5・5】献身的な戻りによる守備は光ったが、切り裂く場面は限られた。ゴールに矢印が向かず
MF久保建英【6・0】序盤はアタッカー4枚で連動し、効果的なプレスと連動を繰り出す。シュートも積極的に放つ
MF南野拓実【5・5】絶好機で場外ホームラン。
FW上田綺世【6・0】屈強さを発揮しポストプレーで存在感も、シュートまでいく場面は限られた
DF関根大輝【6・0】後半15分IN。急遽の出場となったが、慌てることなくすんなりと入った
MF佐野海舟【5・5】後半24分IN。結果的に、鎌田と久保が下がったことで主導権を手渡してしまった
MF伊東純也【5・5】後半24分IN。決定的クロスは1度のみ。3枚替えはトーンダウンを招く
FW前田大然【5・0】後半24分IN。ウィングバック起用となったが、窮屈なプレーが続き長所出せず
MF鈴木唯人【―】後半36分IN。出場時間短く採点なし
FW町野修斗【―】後半36分IN。出場時間短く採点なし
※平均は5・5~6・0点。