◇国際親善試合 メキシコ代表0―0日本代表(6日・米カリフォルニア州オークランド)

 【オークランド(米カリフォルニア州)6日=金川誉】日本代表、約2年ぶりとなったアジア勢以外との試合は、引き分けに終わった。DF板倉滉は右足首を痛め、途中交代するアクシデントがあった。

 この試合では右から板倉、渡辺剛、瀬古歩夢が3センターバックとしてスタメン出場した。3人ともが安定した守りでピンチの芽を摘んでいたが、後半15分に板倉が右足首を負傷。DF関根大輝との交代が余儀なくされ、自らの足でピッチを後にした。今回の米国遠征にあたっても、長期離脱中の冨安健洋、伊藤洋輝のほか、町田浩樹、高井幸大らも選出外になるなど、CB陣の負傷者が続出している中、さらに痛手を負うこととなった。

 次戦は10日のアメリカ戦。主将のMF遠藤航は「中2日だろうが、とにかく試合に出て高いパフォーマンスをこういう中でも維持する。そこはW杯を見据えるという意味でも、素晴らしいテストになると思う」と、本大会を見据えて強度を維持する大切さを述べた。板倉の出場も不透明なCB陣については「もちろん誰が出るかってのは今はわからないですけど、新しく出る選手をサポートしながら勝てるように」と発言。ボランチを本職としながら所属するリバプールでは、CBとしての出場経験も持つ。「別にポジションのこだわりはないというか、別にどこでもやらされればやるスタンス。そういう意味も含めて、自分はチームを助けられると思う。ここに来て、そういうポリバレントなところがまた生かせればいいんじゃないですかね」と、CBでの出場もいとわない姿勢を見せた。

編集部おすすめ