◆バレーボール女子 世界選手権(7日、タイ・バンコク)
3位決定戦で、4大会ぶりのメダルを目指す世界ランク5位の日本は同2位のブラジルと対戦。日本は第1セット(S)は石川真佑、対角に佐藤淑乃、セッター関菜々巳、対角に和田由紀子、ミドルブロッカー(MB)島村春世、宮部藍梨、リベロは福留慧美が先発した。
日本は銅メダルを懸け、出陣したが、「ガビ」の愛称で人気の相手エース、ギマラエス、24歳のベルグマンらの猛攻を受けた。ラリーでも世界屈指の守備力を誇るブラジルに取られ、6―13から4連続失点。セット中盤から19歳の秋本美空、セッター中川つかさを二枚替えで投入し、10―20から秋本がサービスエースを決めた。しかし、ブラジルの勢いを止められず、第1Sは12―25であっという間に先取された。
2008年北京、12年ロンドン五輪金で、昨夏のパリ五輪で銅メダルのブラジルとは通算46勝97敗。昨年のネーションズリーグ(NL)準決勝でフルセットで勝っているが、昨夏のパリ五輪、今年6~7月のNLと直近では3連敗を喫している因縁の相手。日本の得点源・和田は「(準決勝にトルコに敗戦して)自信をなくすのではなく、気持ちを切り替えて、全員でメダルを目指して頑張っていきたい」と意気込んでいる。