◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)タイトルマッチ12回戦 井上尚弥―ムロジョン・アフマダリエフ▽WBO世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 武居由樹―クリスチャン・メディナ▽WBA世界ミニマム級(47・6キロ以下)王座決定戦12回戦 高田勇仁―松本流星(9月14日、名古屋・IGアリーナ)
世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32)=大橋=が14日、名古屋・IGアリーナでWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(30)=ウズベキスタン=と対戦する。決戦を控え、モンスター初上陸となる名古屋の駅構内や市内の通り、バス停などいたる所に、試合の告知ビジュアルが掲出された。
井上にとって首都圏で初の世界戦。初上陸となる名古屋に、告知ビジュアルは井上単体のほか、アフマダリエフとの2ショットや、セミファイナルで対戦するWBO世界バンタム級王者・武居由樹(29)=大橋=と同級1位クリスチャン・メディナ(28)=メキシコ=を含めた4人のものなど複数のパターンが掲出された。
5月の米ラスベガスでの防衛戦の際も、試合前の会見や前日計量が行われるカジノ&ホテル「MGMグランド」の壁面に漢字で「怪物」と書かれた巨大広告が掲げられ、目抜き通りの複数の電子広告にも「怪物」の告知ビジュアルがたびたび登場するなど、街を「ジャック」していた。
興行の約1万7000枚のチケットは、約10分で完売。当日は全国の映画館でライブビューイングも行われる。
井上は6日に東洋太平洋フェザー級王者・中野幹士(30)=帝拳=と5ラウンドのスパーリングを行い、アフマダリエフ戦へ向けたスパーリングを打ち上げている。
戦績は井上が30戦全勝(27KO)、アフマダリエフが15戦14勝(11KO)1敗。
試合はNTTドコモの映像配信サービス「Lemino」でライブ配信される。