米国最大の1歳セールで170万ドル(約2億5000万円)を落札した日本人馬主が注目を集めている。現地時間8日から行われているキーンランド・セプテンバーセールで高額馬を落札したのは、ポールセン(牡3歳、美浦・斎藤誠厩舎、父イントゥミスチーフ)などを所有する坂口直大氏だ。
米国の競馬専門メディア「ブラッドホース」は「坂口がキーンランドで2頭のフライトライン産駒を落札」の見出しで速報をアップ。現1歳世代が初年度産駒となるフライトラインの2頭は、170万ドルで落札した「ミラアルタの2024」と150万ドル(約2億2000万円)で落札した「テイラーエスの2024」。前者は半兄に米G3のピーターパンSを制したプロミスキーパーがいる血統で、後者も母のきょうだいにBCダートマイルを勝ったリアムズマップやG3を勝っているノットディスタイムが並ぶ優秀なファミリーだ。
同メディアでは、同馬を管理する斎藤誠調教師のコメントも日本での実績とともに掲載している。「総合的に見て、彼は日本に適応できそうです。フライトラインには大きな可能性があると感じていますし、彼に賭けたいと思いました」など期待を見せている。同馬は綺麗な栗毛の馬体で、キーンランドセールの公式Ⅹでも動画をアップしている。同セール初日の最高落札額は、330万ドル(約4億9000万円)でガンランナー産駒(母ソートゥフリー)だった。