横浜FMのDF角田涼太朗が9日、横須賀市内で行われた全体練習後に取材に応じ、川崎戦(13日・日産ス)での復帰に意欲を示した。

 今夏英3部カーディフから1年半ぶりに復帰し、復帰後初先発だった8月16日の清水戦(3〇1)では得点を挙げるなど勝利に貢献したが、同戦の前半終了間際に左脚を負傷して途中交代。

その後、リーグ2試合と直近のルヴァン杯の2試合を欠場していたが、リハビリを経て、既に全体練習に合流。「やれる状態なのでやっている。今のところは大丈夫です。正直、初めての感覚だったので、ケガ自体が。自分の中で最悪のケースも想定していました。ただ、幸い3週(間)で戻ってこられたので、そこはポジティブに捉えています。ずっとこの川崎戦に向けて準備をしてきましたし、1試合でも多くピッチに立ってチームに貢献したいという思いは変わらずずっとあったので、順調に回復出来てよかった。(100%に)持っていく自信はありますし、持って行かないといけない」と明かした。

 練習を見守った大島監督も「普通にプレー出来ていると思いますし、アグレッシブにやってくれている。大丈夫だと思います」と期待するように、現在チームはJ1残留圏内の17位に位置するが、降格圏内の18位湘南とは勝ち点25で並んでおり、J1残留に向けて残り10試合は全てが大事な試合となる。復帰後ホームでは初の試合となる神奈川ダービーに向けて「個人的には多少なりとも特別な感情がある試合になるかなと思う。そんな試合で勝てればいいかなと思います。

本当に多くの人が楽しみにしてくれている試合だと思うので、自分たちのホームですし、誇りをかけて戦いたい」と、強い思いを言葉に乗せた。

 川崎は公式戦5試合連続得点中の伊藤らアタッカー陣が好調を維持しており、角田は「(川崎の)攻撃の選手はすごく調子のいい状態でいると思うので、まずは守備陣がゼロで抑えること。川崎もここ数試合失点が増えてきていると思うので、チャンスは絶対にあると思いますし、その中でいかに点を取って、点を取られないか、際の部分の勝負になると思う。川崎に対してというより、自分たちがちゃんと戦うというところが一番じゃないですかね」と気を引き締め、「やることをやれば、どこのチームとも戦えるのは、清水戦、この間の(ルヴァン杯準々決勝第2戦の)レイソル戦でも見せられているので、いかに毎試合その基準で戦えるかだけだと思う。後はもっとチームを勝たせたいという選手が出てくれば、おのずといい結果につながるんじゃないかなと思います」と話した。

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