◆2026FIFAW杯欧州予選I組 ▽第6節 イスラエル4―5イタリア(8日、ハンガリー・デブレツェン)

 中立地のハンガリーで行われたイタリア代表のアウェー・イスラエル代表戦は壮絶な乱打戦の末に、イタリアが制し、I組2位に浮上した。

 イタリアは前半16分、サイドを崩され、オウンゴールで先制点を献上。

その後、40分にモイーズ・キーンが右足で同点ゴールを挙げた。1―1で折り返すと、後半7分、イスラエルのペレツに左足で決められるが、2分後にイタリアはキーンが右足でダイレクトボレーを決めて2―2とした。後半13分には昨季セリエA得点王・レテギの落としから、ポリターノが左足で勝ち越し点を決めた。同36分には、ラスパドーリが左足で決め、リードを2点に広げた。

 だが、18年ロシア大会、22年カタール大会とW杯出場を連続で逃しているイタリアは守備陣が持ちこたえられない。後半42分、サイドからのクロスにパストーニがオウンゴールで1点差に詰め寄られると、44分には頭でつながれ、最後はペレツにこの日2点目となる同点ゴールを許し、試合は4―4に。イタリアは後半アディショナルタイム1分、左サイドからカットインしたトナリが右足で冷静に流し込み、これが決勝点となった。

 イタリアメディアによると、ガットゥーゾ監督は「素晴らしい日ではなかったが、選手たちは全身全霊で戦った」とたたえた上で「もっと成長しなければ」と奮起を促した。

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