今月5日から7日まで中国・韶関市で行われた「アジアカデット、ジュニア&U21空手道選手権」に、静岡・御殿場西高から4選手が出場。3人が金メダルを獲得した。
優勝したのはジュニア女子個人組手53キロ級の宍戸珠子(みこ、3年)と同66キロ級の片岡美月(2年)、カデット(14、15歳)47キロ級の山本はな(1年)。ジュニア66キロ超級に出場した片岡優月(2年)は5位だった。9日に取材に対応した同校空手道部の細矢真人監督は「在校生が4人も出場することも、3人が金メダルを取ったことも初めて。よくやってくれました」と選手たちを褒めた。
御殿場西は女子団体組手で昨夏の全国高校総体と今春の全国高校選抜で優勝していたが、連覇を狙った今年8月の全国高校総体は準決勝で敗れていた。昨年のアジアジュニアでも優勝している片岡美は「総体で悔しい思いをしたので、アジアでは絶対に勝ちたかった」。初めての国際大会だった宍戸も「総体後も1、2年生と一緒に練習してきた、その積み重ねが生きたと思います」と振り返った。
1年生の山本は4月の東アジア大会に続いての国際大会優勝で「楽しく試合ができました」。3位決定戦で敗れた片岡優は「ポイントを取れるところで取れなかった。課題が見つかりました」と前を向いた。10月中旬には県の新人戦が控えており、2人は「個人も団体も勝ちたい」と声をそろえた。
また、片岡美は10月上旬の国民スポーツ大会(滋賀県)に出場する。