ハルウララが9日に死んだことをNPO法人・引退馬協会が同日、ホームページ上で発表した。29歳だった。
ハルウララは1998年に高知競馬の宗石大厩舎からデビュー。現役113戦にわたり1勝もできなかったことが話題となり「負け組の星」と呼ばれ人気を集めた。その熱狂ぶりは映画も制作されるほどで、04年3月22日は武豊騎手=栗東・フリー=も騎乗した。
引退後は千葉県御宿町のマーサファームで繋養されていたが、9日の午前2時20分に息を引き取った。
◇ハルウララ 1996年2月27日生まれ。父ニッポーテイオー、母ヒロイン(父ラッキーソブリン)。現役時代は高知競馬の宗石大厩舎に所属し、98年11月にデビュー。106戦目の04年3月には武豊騎手が駆けつけ、当時の高知競馬の1レースあたり史上最高となる5億1162万5900円を売り上げたものの、11頭立ての10着に終わった。通算成績は【0ー5ー7ー101】で、未勝利のまま06年に登録を抹消された。