◇国際親善試合 米国2―0日本(9日・米オハイオ州コロンバス)
【コロンバス(米オハイオ州)9日=金川誉】日本が前後半に1点ずつを失い、米国に0―2で敗れた。2026年北中米W杯本番を見据えて行われた米国遠征は、1分け1敗で終えた。
6日のメキシコ戦からスタメンを総入れ替えして試合を迎えた。この日も高い位置からプレッシャーをかけてリズムを作り、ウイングバックのMF望月ヘンリー海輝と、シャドーに入ったMF伊東純也がいる右サイドを起点に攻めた。度々ゴールを脅かすシーンは作ったが、得点にはつながらず。守備陣ではDF長友佑都が7月15日の東アジアE―1選手権・韓国戦以来に先発出場し、ゲームキャプテンも務めた。
徐々に右サイドから攻められるシーンが多くなった同30分、突破を許すとクロスを上げられ、ダイレクトボレーを決められて失点。7月8日のE―1選手権・香港戦以来、4試合ぶりとなる失点を許した。その後は押し込む展開は作れないまま、1点を追う形で前半が終了した。
後半からは長友に代わってDF瀬古歩夢が入り、日本はシステムを4バックに変更した。同17分には三笘薫、南野拓実、鎌田大地のMF3人を一気に投入。流れに変化をつけにいった。しかし、直後の同19分。右サイドを攻められると、相手FWにセンターバック2人の間から裏へ抜け出され、追加点を奪われた。