◇国際親善試合 米国2―0日本(9日・米オハイオ州コロンバス)
【コロンバス(米オハイオ州)9日=金川誉】日本が、米国遠征の第2戦となる米国戦で0―2で敗れた。6日のメキシコ戦(0△0)から、中2日、スタメンを総入れ替えして試合に臨んだ。
後半15分すぎには、MF南野、三笘、鎌田と主力級メンバーを投入し、反撃を試みたが、直後の19分、FWプリシックに簡単に前進を許すと、最後はFWバログンに左足で流し込まれ、追加点を与えた。その後、日本はボールを握る場面が増えるが、ゴールが遠い。終盤には米国が立て続けに決定機を迎えるも、GK大迫の好守で何とか3失点目は免れた。
前戦・メキシコ戦(米オークランド)からコロンバスへ直線距離で3374キロの移動で時差が3時間生じるなど、連戦で過酷な条件ではあったが、FIFAランキング15位(日本は17位)と格上の米国に敗戦。来年のW杯(3か国共催)開催国との2連戦となった米国遠征を1分け1敗で終え、試合後、森保一監督はインタビューで「現地で応援に来てくださった日本人の方々、朝から日本で応援してくれた方に対して、申し訳ない一戦だったなと思います。すみません。応援ありがとうございました」と第一声を発した。
途中、4バックに布陣を変えたことに対し、「今日のゲームの中で、試したいなと思っていた。今後、われわれがオプションとしていくために、前半の選手がそのまま0―0でいきながらシステム変更するのをプランとしていたが、追う展開になって、そこからどう対応していくのかというところ。追い付き、逆転するために、われわれの選択肢をさらに増やしていくために、後半から選手を代えて(4バックを)試した」と振り返った。
4バックの難しさについては「相手が3バックで来た場合には、幅をもたれた時に、対応は難しくなるとうところは修正しなければいけない。
2試合で無得点だったことには「そうですね。応援してくださった方々にまず勝利を見せられなかったこと、得点を届けられなかったことは悔しい限り。チャンスはつくれているとは思うが、もっとチャンスをつくって、ゴール前、ここから世界との戦いのなかでは、攻撃のクオリティーを上げていかなければいけないと思うので、得点を奪えるようにチームとして努力していきたい」と結んだ。