◆国際親善試合 日本0―2米国(9日・米オハイオ州コロンバス)
FIFAランク17位の森保ジャパンは、同15位の米国に0―2で完敗した。腕試しの場として臨んだ米国遠征は1分け1敗、180分ノーゴールという結果に終わった。
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先発し、前半の45分間で退いたDF長友佑都は「Jリーグとは強度やスピードが全然違った。自分が(普段から)意識をしないと取り残されてしまう危機感を持った。厳しくやっていかないと、W杯優勝のメンバーにはなれない」と冷静に足元を見つめた。
メキシコ戦から先発11人全員を入れ替える中、3バックの左で出場。慣れないポジションながら、クロスを望月ヘンリー海輝に合わせたシーンなど効果的プレーも見せたものの、1失点目は自身の目の前でシュートを浴びる形となった。「目の前でやられている。寄せきらないと。自分の甘さ。話にならない」と猛省した。
後半の45分間も防戦一方の展開となり、GK大迫敬介の奮闘がなければ、もっと点差がついてもおかしくなかった。スコア以上に、実力差が出た試合だった。
「メンバーが全員替わってとか、慣れてないとか、そういうところは言い訳にしかならない。
Jリーグとの違いについて、長友は「速さですね。判断、スピード、身体能力を含めて、全てのスピード」と説明した。「相手が(10月に対戦する)ブラジルとかになってくると、もっと高いレベルになる。そこはやっぱり、本当に高い意識を持ってやらないと難しいかなと思う」。出場した45分間を「いい意味で痛い目にあった」と総括した長友は「自分の中で1段も2段も上げていかないと、使い物にならないなと思うので。また頑張っていきますよ」と誓った。