昨年のJBCスプリント勝ち馬タガノビューティー(牡8歳、栗東・西園正都厩舎、父ヘニーヒューズ)が現役を引退することになった。オーナーサイドとの協議の末に決まったもので、近日中に競走馬登録を抹消する予定。
同馬は2歳8月にダートの新馬戦を勝つと、4歳1月にオープン入り。その後は、Jpn1のかしわ記念(2023、2024年)で2年連続2着など一線級で活躍を続け、2024年のJBCスプリントでついに重賞初タイトルをつかんだ。当初は今年のフェブラリーSでの引退が決まっていたが、当週に現役続行が決まり、初の海外遠征となった前走のコリアスプリントでは5着。これがラストランとなった。
通算成績は43戦8勝(地方9戦1勝、海外1戦0勝含む)。
西園正調教師「調教師になって29年。前回のコリアスプリントの5着でサダムパテックを抜いて、私の管理馬で最も賞金を獲得した馬になりました。(来春で定年引退のため)これから抜くような馬もいないでしょう。
うるさくて、本当に手間のかかる馬ではありましたがが、私の調教師人生で最も印象に残る馬です。今後は産駒が出てくることを楽しみに、その活躍を見守りたいと思います」