Jリーグは10日、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)と地域活性化に関する包括連携協定を締結したことを発表した。この日、都内のJリーグオフィスで会見を行った。

 締結は、スポーツを活用した地域の魅力向上と住民同士のつながりや、地域への愛着や誇りを育む仕組みを共に現場で実装し、地域活性化の新しい形を創出することを目的としている。

 初年度の具体的な取り組みとして、スポーツを通じた地域参加型プログラムを全国のUR団地や都市再生エリア、震災復興エリアで12回程度実施し、地域住民の交流を促進するという。

 Jリーグ・野々村芳和チェアマンは「本協定を通じて、UR都市機構と共にスポーツとまちづくりの融合を目指し、スタジアムや団地、公園や広場といった生活に身近な空間に人々が集い、楽しみ、地域への誇りを育むことのできる取り組みを推進し、全国の各地域に新たな価値を共に創り出していけるように尽力してまいります」とコメントした。

 UR都市機構の石田優理事長は「今回の包括連携協定は、スポーツとまちづくりを融合させ、地域課題の解決に挑む共創パートナーシップの第一歩です。Jリーグと力を合わせ、人と人がつながり、地域住民が元気で安心して暮らせる魅力的なまちづくりを進めてまいります」とコメントした。

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