◆女子プロゴルフツアー 国内メジャー第2戦 ソニー日本女子プロ選手権 プロアマ戦(10日、茨城・大洗GC=6840ヤード、パー72)

 21歳ルーキーの都玲華(大東建託)が10日、プロアマ戦後に取材に応じ、メジャー初制覇を目標に掲げた。

 前週のゴルフ5レディスは自己最高の4位。

「自分が目標とする優勝に近づいたと感じる。優勝争いや上位に顔を出すのは貴重だし、大事になる。いい経験をさせてもらった」とかみしめた。プロテスト同期の荒木優奈(Sky)が初優勝を飾った姿に「同期で可愛い後輩なのでうれしい。悔しいけど…、ミヤコレいくか!」と気合をみなぎらせた。

 大洗GCはプロテストを2度戦った思い出深いコース。22年は不合格だったが、通算4度目の挑戦となった24年は合格を勝ち取り「私、都合いいことしか頭に残らないんで」といいイメージを脳裏に焼き付けている。一方、昨年よりコース全長もラフも長くなった難コースを回り「本当に難しい。1日2アンダーくらい出せれば」と気を引き締めた。

 今大会では公式グッズの「選手メッセージタオル」(税込み4000円)を販売。ニチレイレディス終了時のメルセデスランキング上位20人、大東建託・いい部屋ネットレディス終了時点の今季優勝者、JLPGAブライトナー、ファン投票上位10人が対象で、都はファン投票で選ばれた。

 自身初の公式グッズに「ありがたい。

気合入りますね。たくさんの人に手に取って応援してほしい。売れ残ったら嫌だから自分で買いたい」とニッコリ。タオルには、石井忍コーチに教わった座右の銘「人間万事塞翁が馬」と達筆な文字で記した。

 都は「“わたし語”に直すとポジティブってこと」と笑ったが、今大会に向けて「気合を入れすぎて空回りしたのは、リゾート(トラストレディス)とかトラウマではある。ポイントが大きいからガーッといきたいけど、その気持ちを抑えながらやりたい」と抱負。幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるか分からないので物事に一喜一憂しない―。「塞翁が馬」を胸に刻んでプレーした先に、初Vをつかみとる。

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