バレーボール・SVリーグ・東レ静岡の矢島久徳取締役と楠本岳が10日、ホームタウンである三島市役所を訪れ、豊岡武士市長を表敬訪問した。10月24日に開幕する2025―26シーズンを前に、今季の意気込みを語った。

 SVリーグ参入1年目だった昨季は、12勝32敗で10チーム中8位に終わり、チャンピオンシップ進出を逃した。楠本は今季に向けて「昨季は8位という悔しい結果に終わった。今シーズンは開幕戦からピークを持っていき、ファイナル6進出、優勝を目指したい」と巻き返しを誓った。楠本は奈良・天理大出身のアウトサイドヒッターで、昨シーズンは内定選手としてプレーし、今季は正式にチームに加入している。

 今シーズンも、阿部裕太監督が続投。藤中優斗を新主将にし、副主将には山口拓海が就任した。210センチのオポジットでロシア出身のキリル・クレーツのほか、イタリアのセリエA・ペルージャでもプレー経験のあるキューバ出身のアウトサイドヒッター、フリオ・カルデナスなど外国人3選手を獲得し、戦力を強化している。

 さらにスタッフ陣にも、国際色豊かな顔ぶれが加わった。シニアアドバイザーには、元イタリア代表でもあるステファノ・レチネ氏を迎え、チーフコーチには、各国のクラブチームで監督を務めたフラビオ・グリネッリ氏を迎えた。

 矢島取締役は「チーム内でも、いわゆるグローバル化という形で多様な人材を集めてチームづくりを進めている。2016―17しシーズン以来の(リーグ)優勝を目指し、勝負の年にしたい」とチームの本気度をアピールした。

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