カーリングの26年ミラノ・コルティナ五輪代表候補決定戦が11日、北海道・稚内みどりスポーツパークで開幕する。前日は公式練習が行われ、世界選手権代表のフォルティウスが最終調整。

スキップ・吉村紗也香が会見に臨み「今は本当にワクワクしている。やれることはやってきたので、その取り組みに自信を持って最後はプレーするだけ」と、気持ちを高めた。

 雪辱を誓う舞台となる。北海道銀行として出た22年北京五輪の代表選考会は、五輪切符に王手をかけながらロコ・ソラーレに逆転負け。「4年前はここで悔しい思いをして、またそこからチームとして一からのスタートだった」と吉村。成績不振で北海道銀行からスポンサー契約を打ち切られ、その後クラブチームとして再出発。今年の全日本を制した。「またこうして同じ地で、同じ舞台に戻ってこられたことはチームとしても本当に誇らしく思うし、こうした挑戦ができることをうれしく思う」と、思いを込めた。

 この日は本番会場で最終調整。「よく曲がる、滑りもいいアイスでした」と吉村。今大会は、三つ巴で予選リーグを戦い、上位2チームが決定戦へ。負ければ五輪への道が断たれる戦いで、五輪最終予選への切符を争う。

「チームとしてもいい感覚で投げられた。自分としてもいい感覚を得られたので、明日に向けていいイメージで臨めると思います」。11日午前8時、ロコ・ソラーレとの初戦を迎える。

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