体調不良のため入院療養し活動休止を発表したフリーアナウンサー吉田照美が13日、パーソナリティーを務める文化放送「てるのりのワルノリ」(土曜・午前11時)を欠席した。

 番組には、吉田と共に2023年4月の番組スタートからパーソナリティーを務めるタレントのオテンキのりとアシスタントを務める同局の甲斐彩加アナウンサーが生出演した。

冒頭でのりが「あれ?あのクソジジイどうしたんだ?」などと笑わせ、吉田の欠席を発表した。その中で甲斐アナとのりは、吉田に連絡を取ったことを明かし、のりには吉田からの返信で「『ご迷惑をおかけします。私のことは嫌いになっても文化放送のことは嫌いにならないでね』みたいな…そんな冗談で返ってきたから『手遅れです。両方とも嫌いです』みたいなことは入れましたけど」と笑わせていた。

 さらに、のりは「照美さんは元気でこそ価値がある」とエールを送り「元気になり次第、復活はしてくださると思うんですけど、帰ってきた時は元気で帰ってきてもらわないとね」と願っていた。

 吉田の活動休止は今月9日に所属する芸能事務所「ブランニューミュージック」の公式サイトで発表された。サイトでは「弊社所属 吉田照美の活動に関するご報告」と題して報告。「弊社所属 吉田照美は、現在体調不良のため入院療養しております」と伝え、「それに伴い一定期間、活動をお休みさせて頂くことをご報告申し上げます。活動再開の時期につきましては、改めてご案内申し上げます」とした。

 そして「関係各位、ファンの皆様には、ご迷惑とご心配をおかけいたしますが、ご理解の程何卒(なにとぞ)宜(よろ)しくお願い申し上げます」とつづられていた。

 発表を受け、同番組は9日に公式「X」(旧ツイッター)で吉田が13日の生放送を休むことを発表し今月15日に銀座ベースグランベルで開催予定の番組「トークライブ」を「残念ですが照美さん休演で実施の予定です。イベント実施について大変悩みましたが、9月で終了する番組最後のイベントということ、「てるのりのワルノリ」のファンでいてくださるみなさんと最後に直接触れ合える機会だということを考え、実施することとなりました。

「てるのりのワルノリ」最後のイベントをリスナーのみなさんと一緒に作り上げたいと思います。何卒ご理解の程、よろしくお願いいたします」と告知していた。

 この日の生放送でイベントに航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏がゲスト出演することが発表された。

 ◆吉田 照美(よしだ・てるみ)1951年1月23日、東京・葛飾区生まれ。74歳。74年、早大政経学部卒業後、文化放送にアナウンサーとして入社。78年、深夜放送の「セイ!ヤング」のパーソナリティーに抜てきされ人気に。80年スタートの「吉田照美の夜はこれから てるてるワイド」のメインパーソナリティーとなり、同番組を人気トップに押し上げる。85年、文化放送を退社し、フリーに転身。テレビにも進出し、フジテレビ系「夕やけニャンニャン」、TBS系「ぴったし カン・カン」などの司会を務めた。文化放送平日昼の帯ワイド番組「吉田照美のやる気MANMAN!」を87年から07年まで20年間担当。ラジオマンとしての人気を確固たるものにした。

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