カーリング ミラノ・コルティナ五輪最終予選代表決定戦 第3日(13日、北海道・稚内みどりスポーツパーク)

 女子で五輪3大会連続出場を目指したロコ・ソラーレは、フォルティウスに2―7で黒星。代表決定戦に進むことができず、ミラノ・コルティナ五輪への可能性が消滅した。

サードの吉田知那美は「五輪を逃したのはすごく悔しいけど、でも人として考えるのであれば、私は平昌、北京と五輪に出場し続けたことしかなかったので。初めて出られなかったという経験をすることができたのと、人として感じた気持ち、負けると言うことがどういうことなのかを、(今後に)生かしたい」と語った。

 決定戦を争ったのはフォルティウス。前回北京五輪への代表争いでは、2連敗から3連勝の逆転劇で切符をつかんでいた。フォルティウスの選手からも、ロコ・ソラーレとのライバル関係に感謝の言葉があった。吉田は「一言では表せないくらい、感謝しています」。続けて「4年前、さや(吉村紗也香)や(小野寺)佳歩が感じた気持ちを、もし自分だったらもう一度立ち上がって、この舞台に挑もうと思えたかと思うと、それって本当にすごいことだと思っています」。4年という時間を経て相まみえたライバルを「だから私が思う強い選手というのは、勝ち続ける選手ではなく、負けたところから、はいつくばって、上がってくる選手が強い選手だと思うので。そういった意味ではさっちゃんもそう、さやや佳歩も、この1991年(世代)はど根性で比較するなら、世界一なんじゃないでしょうか」と称えていた。

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