カーリング 日本代表決定戦 第1日(11日、北海道・稚内みどりスポーツパーク)

 26年ミラノ・コルティナ五輪代表候補決定戦が開幕した。女子の予選リーグ第1試合が行われ、五輪3大会連続出場を狙うロコ・ソラーレは、フォルティウス9―7で勝利。

敗退なら五輪が消滅する大一番で、好スタートを切った。

 第2エンド(E)、フォルティウスが1点のスチールに成功。次Eはロコ・ソラーレの1点で1―1となると、第4Eにスキップ・藤沢五月の好ショットから2点をスチール。フォルティウスの第5Eも1点に抑え、3―2とリードして折り返した。

 第6E、フォルティウスは優位にエンドを進め、1点のスチールに成功。3―3の同点に追いつく。第7Eは、藤沢が最終投で相手のストーンをはじき出して2点を追加し5―3とするが、フォルティウスも第8Eに2点を入れて5―5に。ロコソラーレが2点を加えて迎えた最終Eは、フォルティウスのスキップ・吉村が冷静なショットを決めて2点。10Eを終えて7―7の同点となった。

 延長戦は有利な後攻で迎えたロコ・ソラーレ。吉村が、最終投で相手の第1ストーンにピタリとつける好ショット。しかし、藤沢が最後に相手のストーンをはじき出すスーパーショットを見せ、ロコ・ソラーレが9―7で勝利した。

 初戦を制した五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレ。次戦は午後1時からSC軽井沢クラブと対戦する。今大会は3チームによる総当たりの予選リーグを行い、上位2チームによる決定戦へ。決定戦は予選リーグの対戦成績も含まれ、先に3勝した方が日本代表に決定。12月の五輪最終予選(カナダ)に進む。

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