◇カーリング 日本代表決定戦 第1日(11日、北海道・稚内みどりスポーツパーク)
開幕し、女子は1次リーグが行われ、五輪3大会連続出場を目指すロコ・ソラーレが2連勝と好スタートを切った。フォルティウスに9―7で勝ち、SC軽井沢クに13―4で快勝した。
藤沢が叫び、両手を突き上げた。フォルティウス戦の7―7で迎えた延長戦、最後の一投。力強く放った石は、相手の石2つをはじき出すダブルテイクアウトで勝負を決めた。「この大会はかっこつけちゃダメなので。全力で喜びました」。勢いに乗ったロコ・ソラーレは、午後のSC軽井沢ク戦で13―4のコンシード(相手が負けを認めて)勝ち。予選突破に王手をかけた。
“秘密兵器”を力にした。この日は午前、午後でそれぞれ1試合に臨むスケジュール。
敗れれば五輪出場が消滅する大一番で連勝発進した。12日の試合も負けなしなら、最終予選出場に王手をかける。藤沢は「今の2勝はアドバンテージではない」とし「自分たちのやりたいカーリングをやることが、一番大事」と視線を自らに向けた。(大谷 翔太)
◆ミラノへの道 女子は3チームによる1次リーグを総当たりで行い、2チームが決定戦へ。決定戦は1次リーグでの対戦成績と合わせ、先に3勝したチームが日本代表に決まる。男子は2チームによる決定戦で、5試合のうち3勝したチームが代表決定。女子代表は12月の五輪最終予選(カナダ)で出場2枠を懸けてノルウェー、米国、トルコ、エストニア、予備予選を勝ち上がった3チームの合計8チームと戦う。