◇カーリング ミラノ・コルティナ五輪最終予選代表決定戦 第3日(13日、北海道・稚内みどりスポーツパーク)
女子で五輪3大会連続出場を目指したロコ・ソラーレは、フォルティウスとのプレーオフに臨み2―7で敗れた。この敗戦で、五輪出場の可能性が消滅した。
序盤から苦しい展開を強いられ、最終の第8エンドを待たずに相手の勝ちを認めるコンシード。五輪への挑戦に、一区切りがついた。リードの吉田夕梨花は、銀メダルを獲得した22年北京五輪からの歩みを振り返り「対ロコ・ソラーレという、自分たちは変わらないけど周りが変わっていく環境だったり、期待の分、ヒールになっていく感じだったり。一個負けると、世代交代と言われたり。ネガティブな声もあったけど、その中でトライアルにまで4人で戻ってきたことは、すごくいい挑戦だったのかなと思います」と、感情があふれながら語った。
プライベートでは、昨年5月にスピードスケート男子の新濱立也(高崎健康福祉大職)と結婚。新濱は今大会も稚内に応援にかけつけるなど、夫婦での五輪出場を目指していたがお預けとなった。試合後、吉田は「もう、あとは夫に頑張ってもらう番。私たちの分も、プレッシャーに感じずに、夫らしい1年を過ごしてもらえたらうれしい」と、優しくエールをおくった。