陸上の世界選手権の混合1600メートルリレーで、日本が大ドンデン返しの決勝進出を決めた。

第1組で日本(今泉堅貴、井戸アビゲイル風果、吉津拓歩、松本奈菜子)は3分12秒08の日本新記録をマークしこの組の5位に。

全体では9番目だったが、予選第2組のケニアがレーンの内側を踏んだとして失格となり、8番目に繰り上がって、決勝進出が決まった。

 レース直後は決勝進出を逃す状況で、悔し涙を流したメンバーたちだったが、ケニア失格のアナウンスが流れると飛び上がってよろこんだ。

 井戸は「もう1本走れる、うれしいです」とガッツポーズ。悔し泣きしていた吉津は「チャンスをもらえたので、あとは、どれだけ出し切れるかだと思います」と笑顔に変わった。松本は泣きながら「本当にうれしい。ラスト1本大事に、もう1回、日本新記録更新して頑張りたいと思うので、夜遅いんですけど応援よろしくお願いします」と生放送の視聴者によびかけていた。

 日本国籍取得前の5月に日本記録(51秒75、丹野麻美)より速い51秒71をマークした青木アリエ(日体大)は出場しなかった。

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