◆バレーボール男子 世界選手権 第2日(13日、フィリピン・マニラ)
1次リーグが行われ、世界ランク5位の日本は、初戦で同16位のトルコに0―3で完敗し、黒星発進を喫した。
主将の石川祐希は「1セット目の前半の入りは非常に良かったと思いますけど、後半のトルコ9番の選手のところで連続失点があって。
日本はアウトサイドヒッター・石川主将、対角に高橋藍、セッター・大宅真樹、対角にオポジットの宮浦健人、ミドルブロッカー・小野寺太志、エバデダン・ラリー、リベロは山本智大が先発した。
第1セットからトルコの強烈サーブに苦戦し、日本の攻撃の軸となる石川や宮浦、高橋藍のスパイクも粘り強く守備をするトルコに拾われた。日本は攻守でミスも目立ち、トルコに主導権を握られたまま第1セットを19―25、第2セットを23―25と連取され、後がなくなった。
0―2で臨んだ第3セットも厳しい空気を断ち切れない日本。11―12から高橋藍がレフトからスパイクを決めたが、14―15の場面から4連続失点。リリーフサーバー・甲斐優斗を投入するなど、執念を見せたが、最後はトルコに押し切られた。
第2戦は15日に世界ランク11位のカナダと対戦し、第3戦は17日に初対戦のリビアと激突。組の上位2チームが決勝トーナメントに進めるだけに、負けられない戦いが続く。石川は「負けてしまった事実は変わらないので、それをしっかり受け入れて。本当に負けられない試合なので。今のままでは次の試合も苦戦すると思いますけど、この大会の中で成長して1つ1つ勝っていくしかない」と顔を上げた。
◇男子のバレーボール世界選手権 1949年に初開催され、日本は60年大会から参加し、70年、74年に銅メダル。これまでは4年に1度行われてきたが、今年から隔年開催。32チームがA~Hの8組に分かれて、総当たりの1次リーグ(L)を行い、各組上位2チームがノックアウト方式で行われる決勝大会に進む。2次Lは20日~23日、24~25日に準々決勝、27日に準決勝、28日に決勝を行う。