大阪・関西万博の日本館名誉館長を務める女優・藤原紀香が13日、大阪・夢洲の同会場でフランス館が主催したイベント「HUMAN AKAI―ITO」に出演。日の丸を思わせる白地に赤い模様の着物に、仏国旗に凱旋門、エッフェル塔が染め抜かれた帯を締め、仏女優のレア・セドゥと交流した。
日本館とフランス館の中間地点で日仏を代表する女優が手と手を取り合った。互いの国旗をモチーフにしたバトンを交換。「湿度が高いので健康に気をつけてね」と気遣った紀香に、映画「007」シリーズ2作でボンド・ウーマンを務めたセドゥも「あなたも汗をかいてるわ」とねぎらったという。
トリコロールの帯は前から見れば凱旋門、後ろから見ればエッフェル塔という遊び心にあふれたもの。「1889年のパリ万博で記念にエッフェル塔が造られたということで、フランスに敬意を表して、京都の職人さんにあつらえていただきました。本当はエッフェル塔を前に描きたかったんですけど、(スペースが)足りないの」と笑わせた。
別のイベントで、夫の歌舞伎俳優・片岡愛之助との“万博デート”も実現した。「結構(2人で)歩いてます。一番の思い出は『サザエさん』一家を日本館にお招きできたこと。サザエさん一家と愛之助がお話している時に、私が『何でやねん!』とツッコめたことが至福の喜びでした」。先月24日に放送されたフジテレビ系アニメ「サザエさん」で夫婦そろって本人役で登場。関西弁で“漫才”できたことを喜んでいた。