陸上の国民スポーツ大会(通称国スポ、10月3日開幕・滋賀平和堂HATOスタジアム)に向けて静岡選手団が13日、草薙総合運動場陸上競技場で第2次合宿を行った。成年組では、女子100メートルに出場する小針陽葉(駿河台大1年)=富士市立高出=が参加。
昨年の100メートル高校女王が、今回は成年として参戦。昨年は、フロレス(現青木)アリエらと走り、400メートルリレー優勝に貢献した。「今回は北海道が強そう」と、警戒心をのぞかせるが、昨年のメンバーが3人残り、十分、V2を狙える布陣だ。
この日から国立競技場で世界陸上が開幕。男女混合1600メートルリレーで静岡出身の松本奈菜子(29)=東邦銀行、浜松市立高出、写真=がアンカーで日本記録をマークし、初の決勝進出を果たした。県勢はほかにも飯塚翔太(34)=ミズノ、藤枝明誠高出=ら多数の選手が選ばれ刺激になっている。
小針は国スポ前に国際舞台が待っている。U20東アジア選手権(27、28日・香港)に女子200メートルで出場。「(世陸と)舞台は違うけど、日本代表として走るので頑張る。自己ベスト(23秒52)を狙いたい」。アジアで快走して国スポにつなげる。