歌手のクミコが14日、NHK「のど自慢」(日曜・後0時15分)にゲスト出演し、シャンソンの名曲「人生は美しい」を熱唱した。

 同曲は東京・銀座にあった日本初のシャンソン喫茶「銀巴里」でクミコの先輩だった歌手・古賀力(つとむ、2018年死去)による訳詞。

長崎・佐世保で空襲に遭った経験をもとにしている。

 戦後80年の節目にふさわしい一曲を、クミコは静岡・伊豆の国市からの生放送で情感たっぷりに届けた。同番組では23年に「時は過ぎてゆく」、24年には「愛の讃歌」を歌っており、3年連続でのシャンソンの披露となった。

 今年はクミコが松本隆氏のプロデュースで再デビューしてから25周年でもある。15年ぶりに新録音した代表曲「INORI~祈り~」など13曲が収録されたベストアルバム「シャンソンティックな歌たち」にも、今回の「人生は美しい」が収録されている。

 12月3日には、シャンソンの魅力を届けるイベント「ニッポン・シャンソン・フェスティバル2025~大人のためのシャンソンティックな歌たち~」が、東京・有楽町のよみうりホールで開催される。クミコや歌手・中澤卓也のほか、松田美由紀平野レミがジャンルを超えて出演する予定だ。

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