★中山1R・2歳未勝利の馬トク激走馬=ベアアッコチャン

 初戦は1秒9差の8着に敗れたフォーウィールドライブ産駒。スタートが決まらず大きく後方に置かれながら、上がり3位タイの末脚で詰めてきた。

 父は現3歳世代が初年度産駒で、勝ち上がりはほとんどが短距離戦。特にダートの6ハロン戦に集中しているようにスピードが生きる舞台が最もフィットしている。

 激走馬にピックアップされた要因は「末脚性能が上位」と「脚長で推進力ある」。さらに鞍上の松岡正海騎手がバイタルジョッキーに選ばれている点も頭に入れておきたい。

★阪神6R・3歳未勝利の馬トク激走馬=ショウナンマハト

 昨年10月の京都でデビューしたが、ここまで13連敗。近走は2000メートルを中心に使われているが、ダートに投入するなど試行錯誤を重ねてきた。

 直近2戦は連続の5着で、いずれも上がりは34秒0をマーク。これまで切れる印象はなかったが、ためて切れる脚を駆使できるようになったのは大きい。

 今回は「末脚性能が上位」と「能力指数が上位」の2点が激走馬の要因に挙がった。安定して末脚を使えるライバルが少ないだけに切れ味比べならチャンスは十分だ。

★中山12R・ 3歳上1勝クラスの馬トク激走馬=トゥインクルアップ

 5走前に未勝利をクリアしたロジャーバローズ産駒。現クラスでは年明けから4戦を使って、直近2戦が連続5着とクラス慣れしつつある印象がうかがえる。

 激走馬の要因は「このレースに向く体形」と「脚長で推進力ある」の2点が挙がっているのに加え、未勝利を勝った6ハロン戦に戻るのは好材料といえよう。

 鞍上は、夏の北海道シリーズで最終週の4勝など絶好調だった3年目の小林美駒騎手。土曜も1勝を挙げるなど本場に戻ってきても侮れない存在になりつつある。

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