◆世界陸上 第2日(14日、国立競技場)
男子100メートル準決勝が行われ、昨夏のパリ五輪金メダルのノア・ライルズ(米国)が9秒92の1組1着で同日に行われる決勝進出を果たした。
スタート前の選手紹介の時には、漫画「呪術廻戦」の人気キャラクター・五条悟が使う領域展開の「無量空処」のポーズを決め、会場を沸かせた。
前回の23年ブダペスト世界陸上で100、200、400メートルリレーで3冠を達成した逸材。今大会でも達成すれば、ボルト以来10年ぶりの偉業となる。
昨年のパリ五輪では100メートル優勝後にコロナ陽性になったが、200メートル銅メダルを獲得した。
日本勢は2大会連続ファイナリストのサニブラウン・ハキーム(東レ)、元日本記録保持者の桐生祥秀(日本生命)、初代表の守祐陽(大東大)が前日の予選で敗退。世界陸上では15年北京大会以来、五輪では同じ国立で行われた21年東京大会以来の日本勢全員が準決勝以上に進めなかった。