秋元康氏プロデュースの昭和歌謡グループ「SHOW―WA&MATSURI」が14日、東京・明治座で単独公演を開催した。

 夢の紅白出場とレコード大賞新人賞に向けて大きく弾みをつけた。

デビュー1年目にして初の明治座公演に寺田真二郎は「伝統と歴史ある明治座に立てることを光栄に思っております」と笑顔。客席には昼夜2公演で計3200人が集まり、青山隼は「由緒ある場所で歌えるなんて奇跡のよう。この時間を共有できることが本当にありがたいです」と喜びをかみ締めた。

 ステージでは6月にリリースした1枚目シングル「僕らの口笛」のほか、「君の王子様」「アヴァンチュール中目黒」など全24曲を歌唱。ドリフターズの「いい湯だな」、少年隊の「仮面舞踏会」など昭和を彩った名曲も歌い上げた。

 新人として活動する12人は、早くも大きな飛躍を遂げつつある。今年は8月までにSHOW―WAとMATSURIの2チームそれぞれが初の全国ツアーを完走。9月10日には、「僕らの口笛」が日本レコード協会から8月度のゴールドディスクに認定されるなど、着実に実力と人気を携えてきている。

 この勢いを引っさげ、次に見据えるのは結成時から掲げる夢。寺田は「レコード大賞新人賞を目指して活動していきます。NHK紅白歌合戦も目指していきます」と真っすぐな目で宣言した。最後のMCでは、12月21日に東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪でクリスマスディナーショーを開催することも発表。

年末までの残り約3か月、さらに勢いを加速させていく。

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