女優の小池栄子が、三谷幸喜氏が脚本を務めるフジテレビの新・水10ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(10月1日・午後10時スタート)に出演することが分かった。15日にフジテレビが発表した。
俳優の神木隆之介、女優の二階堂ふみ・浜辺美波ら豪華キャストがそろった本作品は、1984年の渋谷を舞台にした青春群像劇で、三谷氏の半自伝的要素を含んだ完全オリジナルストーリー。三谷氏が25年ぶりにゴールデン・プライム帯民放連ドラの脚本を手がけるということで、早くも話題沸騰中の本作品。小池は、フジ連ドラでは主演を務めた『新宿野戦病院』(2024年)以来の出演となり、ダンサーのいざなぎダンカンという役どころを演じ、第1話のストーリーに大きく関わることになる。
本作を語る上で欠かせないのが、本作のために建設された巨大なオープンセット。近年の連ドラでは類いまれな試みであり、千葉県茂原市の広大な敷地に建設され、当時の渋谷が細部にわたって見事に再現されている。
物語の舞台となる、渋谷・八分坂(はっぷんざか)のセットを背景に、総勢24名のキャストが集結したポスターも完成お披露目された。中腹にたたずむのは菅田演じる劇団演出家・久部三成(くべ・みつなり)が自身の青春をささげることになるWS劇場。久部を筆頭に渋谷で暮らす人々が並び立つさまは、まるでこれから新作の舞台が開幕するような雰囲気を漂わせる。希望や夢を持ちづらくなった今、スマホで下ばかり見ている今、SNSはあるのに人間関係が希薄になっている今だからこそ、1984年をがむしゃらに生きた人たちの姿は「大切な何か」を投げかけてくれる。
小池は「三谷さんの描く久しぶりの連ドラに濃い役者さんたちがそろい、しかも自分が好きな80年代の東京が舞台。ワクワクしながら参加しました。