大相撲秋場所2日目(15日、東京・両国国技館)

 西序二段22枚目・岡田(高田川)が白星発進した。体重が約30キロ重い東同23枚目・黎大丸(式秀)に立ち合いで低く当たり、一直線に押し出した。

「押し相撲しかしてないので。(師匠の高田川)親方に言われた通り、正面から真っ向勝負にいった」と、会心の勝利となった。

 7月の名古屋場所は場所直前に胃腸炎で体調を崩し、体重が激減した。一番相撲を休場するなど2勝4敗1休。昨年11月の九州場所の前相撲で初土俵以来、初めて負け越し、三段目から序二段に陥落したが、場所後はウエートトレーニングに力を入れ、約1か月半で体重を18キロ戻した。「今回は万全。稽古もして、体も戻って張っている。今日も押し負けなかった」と胸を張った。

 東海大柔道部出身。場所前、先輩で2021年東京五輪男子100キロ級覇者のウルフ・アロン(現新日本プロレス)から「初日負けなし力士で頑張れ」とエールを送られていた。先場所の休場を除き初日は初土俵から4戦4勝。ウルフの檄に応えた23歳は「いい流れが来ている。

全勝目指します」と意気込んだ。

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