◆世界陸上 第3日(15日、国立競技場)
男子棒高跳び決勝が行われ、世界記録保持者のアルマント・デュプランティス(スウェーデン)は、6メートル30センチを跳んだ。自身の持つ世界記録(6メートル29)を更新して金メダルを獲得。
6メートル15センチを一発で決めた時点で優勝が決まったデュプランティス。次の挑戦で一気にバーは世界新記録の6メートル30センチにセットされ、スタジアムの興奮は最高潮に達した。
世界新記録を樹立後は、婚約者と抱き合って喜びを分かち合った。「想像以上にすばらしいです。皆さんに世界記録を届けられて本当にうれしいです。観客の歓声もすごかったです。本当にありがとうございました。本当にうれしいです」と喜んだ。
今年8月12日のハンガリーGPで6メートル29の世界新記録をマークして今季だけでも3度目の更新だったが、たった約1か月で記録をあっさり塗り替えた。
「技術的にも体力的にも、いけるところにある」と自信満々で挑んだ東京大会。誰も寄せ付けない圧倒的な強さを誇る孤高の新鳥人が、今大会の世界新記録第1号となった。