◆全日本プロレス「第12回王道トーナメント」(15日、後楽園ホール)観衆1469

 全日本プロレスは15日、後楽園ホールで「第12回王道トーナメント」準決勝・優勝決定戦を開催した。

 第6試合の6人タッグマッチで6月18日の後楽園ホール大会から「謎の欠場」を続けていた元三冠ヘビー級王者の安齊勇馬が復帰した。

安齊は三冠王者・斉藤ジュン、ライジング HAYATOとトリオを結成し諏訪魔、田村男児、野村直矢と対戦。鋭いスープレックス、ジャンピングニーを諏訪魔に浴びせるなど軽快な動きを披露し試合は、ジュンが11分57秒、ジャックハマーで田村を沈め勝利した。

 試合後、安齊は、今月7日に敗血症のために亡くなった長尾一大心選手(享年21)へ「俺の初めての後輩でした。成長を見守って、一緒にふざけて一緒に見守ってくれる後輩でした」と思いをはせ「くさいセリフかもしれないけど、俺たちが長尾のことを忘れなければずっと長尾は俺たちの近くにいると思います」と誓った。

 そして「俺はここまでのプロレス生活、一切下向かずに常に上向いて歩いてきました。今回も時間はかかるかもしんない。すぐには上向けないかもしれないけど、必ず上向いてプロレスしたいと思います。そうしないと後輩に笑われちゃうんで」と決意していた。

 ◆9・15後楽園ホール全成績

 ▼アジアタッグ選手権試合60分1本勝負

挑戦者組・○MUSASHI、吉岡世起(15分02秒 二天一流→体固め)王者組・青柳優馬、青柳亮生●

 ▼第2試合 王道トーナメント準決勝 時間無制限1本勝負

○宮原健斗(5分07秒 サムソンクラッチ)関本大介●

 ▼第3試合 王道トーナメント準決勝 時間無制限1本勝負

○本田竜輝(9分08秒 ファイナルベント→片エビ固め)綾部蓮●

 

 ▼第4試合 8人タッグマッチ 30分1本勝負

デイビーボーイ・スミス Jr.、○“ミスター斉藤”土井成樹、黒潮 TOKYO ジャパン、立花誠吾(9分58秒 逆エビ固め)大森北斗、羆嵐、井上凌、小藤将太●

 ▼第5試合 世界タッグ選手権試合前哨戦 バカの時代 vs HAVOC 6人タッグマッチ30分1本勝負

○鈴木秀樹、佐藤光留、真霜拳號(11分01秒 エルボースマッシュ→体固め)芦野祥太郎、ザイオン●、オデッセイ

 ▼第6試合 6人タッグマッチ30分1本勝負

○斉藤ジュン、安齊勇馬、ライジング HAYATO(11分57秒 ジャックハマー→片エビ固め)諏訪魔、田村男児●、野村直矢

 ▼メインイベント 王道トーナメント 決勝戦 時間無制限1本勝負

○宮原健斗(18分11秒 シャットダウンスープレックスホールド)本田竜輝●

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