◆バレーボール男子 世界選手権 第4日(15日、フィリピン・マニラ)
1次リーグ(L)が行われ、G組で世界ランク7位の日本が同9位のカナダに0―3で完敗し、2連敗で組で上位2チームが進む決勝トーナメント進出の可能性が消滅した。世界選手権でここまで1セットも奪えず、13日にトルコ、この日はカナダにいずれもストレート負けで、51年ぶりのメダル獲得の夢も破れた。
主将の石川祐希は第2セット終盤で下がり、第3セットはリリーフサーバーで出場。サービスエースを見せたが、逆転はできなかった。試合後はしばらくコート上で高橋藍と話し込む姿も見られた。引き揚げる際にはファンの声援に手を振って応え、コートを去った。試合後には悔しさをあらわにしながらインタビューに応じた。
一問一答は以下の通り。
―試合を振り返って。
「トルコ戦からの敗戦から切り替えられず、切り替えて臨んだつもりだったんですけど結果を見てみると、切り替えられなかったのではないかなと思います」
―1次L突破が厳しくなった。
「非常に厳しいとは思いますし、トルコも6点、カナダ6点、僕たちは上に行けないのでここで敗退ということになりますけど、まだ1試合残っているのでまずそこに対してどう向き合っていくかと、このあと来年のアジア選手権とか大事な試合が残っているので、そこにつながる一戦になるように戦いたいと思います」
―ここからどんなバレーをしていきたい?
「この結果を見て僕たちは力がないチームだと感じたので、もう一度一人一人が成長しなければいけないですし、何もできずに終わった世界選手権でしたし、ワンシーズンだったので、反省とともに次に向けて進みたいと思います」