◆世界陸上 第3日(15日、国立競技場)

 男子110メートル障害で、4度目の出場となる泉谷駿介(住友電工)が、13秒52で予選1組5位。各組4着+5着以下のタイム上位4人による16日の準決勝進出を逃した。

 日本記録も持つ日本トップハードラー。同種目の東京五輪で日本勢57年ぶりとなる準決勝に進み、23年ブダペスト大会で日本人初の5位入賞と世界と対等に渡り合える実績と実力を積み上げてきた。

 今季は走り幅跳びとの“二刀流”に挑戦してきたものの、ケガなどの影響もあり、走り幅跳びでは出場を逃した。「一種目入魂」で自国開催のビッグイベントの初戦を迎えていたが、スタートで出遅れ、本来の力を発揮できなかった。

 泉谷はレース直後のインタビューで「横の選手に惑わされちゃったんですけど、そこで惑わされちゃったのが良くなかったです」と話し「プラスで通過できることを祈って後の組を待って、そこから今回の反省点を見て直したいと思います」と表情を引き締めた。

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