女優の杉咲花が15日、都内で行われた主演映画「ミーツ・ザ・ワールド」(松居大悟監督、24日全国公開)の完成披露舞台あいさつに登壇した。
新宿・歌舞伎町を舞台に、二次元オタクの主人公・三ツ橋由嘉里(杉咲)が新たな世界と出会う姿を描いた作品。
杉咲は今作の魅力について「今って、共感できることとか共通ポイントをフックに人と人はつながるような空気感を感じる。そこに逆説を唱えるように、圧倒的な分かりあえなさを描きながら、それでも人と人って近くに入れるんじゃないかという祈りのようなものが描かれている」と熱弁した。
作品に関連して「最近の推し」を聞かれると、7人組グループ「HANA」と回答。初めてファンクラブにも加入したそうで、メンバーが話していた「一番大事なのは頑張ることじゃなくて、自分を大事にすること」という言葉に感銘を受けた。
「人一倍努力することがどれだけ大事か、オーディションを通して痛感したはずの7人が、そんなことを言っていて素晴らしいなと。めちゃめちゃ応援しています」と「HANA」愛を告白。同じ読み方とあって「運命かなと思ってます」とはにかんだ。
この日は、同級生4人が客席に駆けつけたという。出会った当初の思い出を交えながら「初めて会った人に対してドキドキすることってあると思うんですけど、その人を知らないだけで、怖いことじゃないと思う。考えさせてくれるような、エールを送ってくれるような映画になっていたらいいな」と願った。