14日に行われたプロボクシングのWBO世界バンタム級タイトルマッチ(名古屋・IGアリーナ)で4回TKO負けし王座陥落した武居由樹(29)=大橋=について、所属ジムの大橋秀行会長(60)は15日、「元気にしている。(現役続行は)もちろん。
同じキックボクシング出身で将来の対戦を誓い合ったWBC世界バンタム級1位・那須川天心(27)=帝拳=との対戦について、大橋会長は「こだわりますよ、それは」と実現へ向けて動くことを明言。武居は無冠となったが「(ファンが臨む)そういった戦いは必要じゃないですか。これからそういうのは、どんどん増えていくんじゃないかな」とベルトにこだわらない考えを示した。
一方で、武居がバンタム級で戦い続けるには「減量が厳しいかもしれないね」と指摘。22年に東洋太平洋王座を獲得したスーパーバンタム級への転級も示唆したが、「上げたら(4団体統一王者の井上尚弥が)いるわけじゃないですか。東洋太平洋王者の中嶋一輝もいるし」と悩ましい現状を吐露した。