11人組グローバルボーイズグループ「INI」が15日、愛知・バンテリンドームナゴヤで全国アリーナライブツアー「2025 INI LIVE 【XQUARE MASTERPIECE】」(5都市6会場、全18公演)を打ち上げた。

 ゴンドラに乗った11人がステージに降り立ってツアーファイナルが開幕すると、アメフト風のメッシュユニホームに身を包んだMINI(=ファンの呼称)はライトスティックを振りながら大絶叫。

「WMDA」「LOUD」「SPECTRA」「BOMBARDA」と駆け抜けた。

 グループとして2度目の単独ドーム公演で、メドレー、アンコールを含め35曲(終演後サプライズの「What A Night」リプライズは含まず)を披露。11人そろってのパフォーマンスはもちろん、ドーム公演用として特別に4つのグループ内ユニットも組まれた。

 「尾崎匠海・佐野雄大」は「YOU IN」でナイトガウンを羽織って登場。カワイく「せ~の、MINI~、大好きやで~」と声をそろえた。「木村柾哉(キーボード)・後藤威尊(ベース)・高塚大夢(ギター)・田島将吾(ドラムス)」は4ピースバンドとして「AMAZE ME」をプレーした。地元・名古屋市出身の木村が「名古屋、ただいま~」とコールすると、MINIは「おかえり~」とレスポンス。「こんなでっかいステージで帰って来られて、めちゃくちゃうれしいで~す!」と万感の思いを込めた。

 「池﨑理人・許豊凡・松田迅」は「Busterz」で、まず池﨑と許が初代シボレー・カマロSSコンバーチブルに乗って登場。ドームのファウルグラウンド付近をパレードした。そしてメインステージで松田と合流。3人でクールなダンスとボーカルを披露した。

池﨑は「迅くんが急きょ移籍してきた。最初は“YOU IN チーム”にいたんです」と内幕を打ち明けた。

 「西洸人・藤牧京介」の「西牧コンビ」は胸に「西牧」と描かれたそろいのスカジャンでバイクをブンブン。「Dirty Shoes Swag」でMINIのハートを打ち抜いた。

 バンテリンドームではINIとして初めてのムービング(可動)ステージ演出を採用。「Potion」でメンバーが乗った透明の舞台がドームの外野付近から本塁付近に移動すると「Party Goes On」でオープントップバスのような動くステージに乗り換えた。

 6月リリースの3rdアルバム「THE ORIGIN」から「Non―Stop」「Bullseye」「What A Night」をライブ初披露。アンコールでは許が「最終日なので、ここにいる皆さんに一足先に披露したいと思います」と、10月31日公開のドキュメンタリー映画「INI THE MOVIE『I Need I』」主題歌のバラード「君がいたから」(15日深夜0時配信開始)も初パフォーマンスした。池﨑は「俺のラップパートは雄大が書いてくれた。雄大の手を握りながら歌ってたら、雄大が号泣してた」と涙をぬぐう佐野に感謝した。

 5月6日に福岡でスタートし、全18公演、計26万人(主催者発表)を動員したツアーもフィナーレ。満面の笑みでMINIとの記念撮影を終え、頭を下げた。

 松田「MINI~! 素敵な景色ありがとう」

 許「僕、今の人生すごく幸せです」

 高塚「MINIの皆さんが生きがいです」

 後藤「ちょっと待ってな…。(涙をこらえて)真っ白になるわ」

 藤牧「最高な仲間たちとMINIのみんなに支えられて幸せです」

 田島「5大ドーム目指していきたいなと思います!」

 尾崎「頑張って良かったと思った。また皆さんと会えるように歌い続けます」

 池﨑「僕も…雄大の手を握りながらやっぱ…(ウソ泣き)」

 佐野「皆さん、あしたからも頑張れそうですか?(イエ~!)良かったです」

 西「改めて僕たちは幸せ者。これからも一緒にいてくれますか?」

 木村「MINIのこと全部知ってるつもり。会いに来てくれてありがとう」

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