◆世界陸上 第3日(15日、国立競技場)

 男子110メートル障害で、初出場の野本周成(愛媛競技力本部)は、13秒29の予選3組4位で予選突破を決めた。

 昨夏、パリ五輪の参加標準記録は上回っていたものの、日本選手権で5位にとどまり代表入りはならなかった。

日本選手権は過去20年と21年の4位が最高。悔しさを味わって迎えた今季は、参加標準記録を突破し、7月の日本選手権で2位に入り1年越しに日本代表の座を引き寄せた野本。大歓声に包まれた初舞台で結果を出した。

◆野本に聞く◆

―今の気持ち

まずは予選突破を目標にしていたので、それを達成できて良かったです。

―歓声が上がりました

本当に地元の力を受け取って走ることができています。ありがとうございます。

―東京世界陸上の舞台

本当に僕の今までの陸上人生を振り返って、こんなにも恩返しにちょうどよい場所を与えて下さって本当にありがたいです。

―次なる舞台へ

初出場なんですけど、出ることが目標ではないので、決勝に進出できるように明日しっかり走りたいと思います。

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