◆世界陸上 第3日(15日、国立競技場)

 男子400メートル障害予選で、昨年のパリ五輪代表・豊田兼(トヨタ自動車)は5組8位で予選落ちした。同種目日本歴代3位(47秒99)の記録を持つ豊田だが51秒80と力を出し切れなかった。

 豊田は「体の状況や調整は万全の状態で臨めたけど、戦略というか、海外選手に負けないように前半から突っ込んでいく想定だった。最後直線に入るところでリズムが崩れてうまくいかなかった」と振り返った。

 8位でゴール後には悔しさをあらわにした。「去年のパリ五輪でケガをして、今年の世界陸上の切符をつかみとってリベンジする気持ちで、体のコンディションも自分の中では整っていった。その中で自分の理想と乖離した結果になってすごい悔しい」と唇をかんだ。

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