◆世界陸上 第3日(15日、国立競技場)

 男子110メートル障害で、メダルの期待がかかる日本記録保持者の村竹ラシッド(JAL)は、13秒22の5組2位で16日の準決勝に進出した。

 村竹は国立の舞台で快走し「こんなにお客さんいると思わなくて、正直ビックリしてますけど、大観衆の中で走れてとてもうれしく思う。

こんなにたくさんのお客様に見ていただいて幸せです」と感無量だ。

 スタート前にはカメラに向かって両指を前に突き出すポーズを見せ「ボーボボのポーズか」などとネット上で話題に。2位でゴールし「隣に前回王者もいる中で、落ち着いてレース運びできたらいいなと思って、想定通りにいけた。着順でもしっかり通れたし、良かったかなと思う」とかみしめた。

 トーゴ出身の父を持ち、高校時代から頭角を現し、順大4年時に日本記録タイ(13秒04)をマーク。初五輪となった昨夏のパリ五輪では日本人初となる決勝に進出し、5位入賞を果たし、世界に肉薄した。

 16日の準決勝に向けて「次は本当に大事になってくるので、もう一段階、二段階あげてかっ飛ばしていきたいと思います」と力を込めた。

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