◆世界陸上 第3日(15日、国立競技場)

 男子走り幅跳び予選が行われた。予選はA組、B組に分かれ、それぞれ3回の跳躍で8メートル15以上の選手、または12位以内の選手が17日の決勝に進出。

日本勢の3人は全員が予選で敗退した。

 21年東京五輪6位入賞の実績を持つ橋岡優輝(26)=富士通=は最終3回目の跳躍で7メートル95(追い風0・4メートル)をマークしたが、次点の全体13位で惜しくも決勝進出を逃した。全体12位の選手とは3センチ差だった。

 計測のトラブルで、橋岡が3回目の跳躍で7メートル95をマークした後、一度は「12位」と掲示された。しかし、その直後、橋岡の前に試技を行っていた中国選手の記録が7メートル98と確定。橋岡は13位になり、予選敗退が決定した。

 「本当に悔しい。これ以上、ないくらい。2本目から良くなったが、1本目から、そうならなかったことで決勝に進めなかった」と厳しい表情で話した。計測のミスで順位が確定が遅れたことに関しては「そのようなことはありえること」と冷静に振り返った。

 今後については「今、陸上が嫌いなので、いったん離れます。そういうメンタリティーで競技しても自己ベスト記録は出ないので」と橋岡は淡々と話した。

 伊藤陸(24)=スズキ=は7メートル68(追い風0・7メートル)で全体27位、津波響樹(27)=大塚製薬=は7メートル42(追い風0・1メートル)で全体36位で予選敗退となった。

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